【水色プリンセス -水の精-】
作詞:三浦徳子 作曲:小室哲哉 編曲:松任谷正隆
1985年9月18日にリリースされたアルバム【十月の人魚】の中の最後の曲として収録されており岡田有希子さん(通称ユッコ)のリリースしたアルバムの中でもこのアルバムが最高傑作と呼び声もあります。
小室哲哉が初めてプロとして提供した曲が2曲ありますね。「一曲目」と最後のこちらの「水色プリンセス -水の精-」です。
90年代の小室ファミリーと呼ばれた女性アーティストでもこのような方はいないですよね。少女感と清涼感、そしてどこか哀愁も漂われせている。
これが当時20歳にも満たない人だったというのですからホントに稀有な才能の持ち主だったのだろうなと。
フォークや歌謡曲が全盛の80年代において今聴いても毛色が違うというか異色な気がしますよね。この頃から小室サウンドの片鱗は見えていたのでしょう。
【十月の人魚】に含まれた小室サウンド2曲が世に出たその翌年、渡辺美里の「My Revolution」で小室哲哉提供の曲の初のヒットとなり一気に小室哲哉の名前は業界だけでなく、世間的にも名前が広まることになります。
タラればになりますが「水色プリンセス -水の精-」がシングルカットされていれば、ユッコさんのその後も変わってたんじゃないかなと思うくらいに。
前出の美里さんよりも早く小室&ユッコのゴールデンコンビと言われていたのかもしれません。
ご存知の通り岡田有希子さんは既に今は故人となっておりますが今もご存命であれば50歳を過ぎた頃でしょうか。
50歳を過ぎたユッコさんと小室先生とのタッグを見てみたかったですし、当時のエピソードもインタビューなどで聴けたらなーと叶わぬ夢をみるのであります。